プロ野球界を変えたパリーグ

パリーグ
以前のプロ野球界はセリーグ人気時代、特にジャイアンツ一極化といっても過言ではありませんでした。テレビ中継はジャイアンツ戦のみでパリーグの試合放送は一切なく、球場は観客席でおじさんが寝ていても誰にも迷惑がかからないほど常にガラガラでした。
ところが、今では球場は人で溢れ、人気選手も多く、ここ10年の結果日本一7回、交流戦勝ち越し9回の実力を付けています。

その発展には、インターネットの普及による地方球団の盛り上がり、エースの台頭などが挙げられるでしょう。逆指名制度があった時代は人気のある球団に実力のある選手が流れてしまう実態がありましたが、これの廃止により公平な選手獲得が可能になりました。またDH制を採用していることも強さの要因といわれています。

下位打線まで気が抜けないため精神力が強化され、打席に立つ負担のないことで投球に集中できることなどが投手力の差に出ているようです。今後はパリーグの盛り返しで、プロ野球界のさらなる発展に期待がかかります。